消費者からもっとも信頼されている市場は「早朝配送市場」で、信頼度がもっとも低い市場は「結婚サービス市場」であることが、韓国消費者院の調査でわかりました。
韓国消費者院は、商品やサービス、流通分野の40の市場について「消費者志向性」評価の調査を行い、結果を10日に公表しました。
調査は去年8月から今年3月まで、全国の成人男女を対象に、40の市場ごとにそれぞれ1000人ずつ行いました。
「消費者志向性」の点数は、各市場がどれほど消費者に配慮しているかを示す指標で、信頼性・価格の公正性・選択の可能性・消費者の不満や被害の4つの項目で評価され、100点満点で、点数が高いほど消費者志向性が高いことを意味します。
業種別には、「早朝配送市場」が71.8点でもっとも高い評価を受けたのに対して、「結婚サービス市場」は50.4点と最低点となりました。
「早朝配送市場」は、消費者がもっとも重視する「信頼性」が67.4点、「価格の公正性」が65.4点と高い評価を得たことが、もっとも高い「消費者志向性」につながりました。
これに対して、「結婚サービス市場」は、「信頼性」が47.2点、「価格の公正性」が44.7点、「選択の可能性」が45.7点、「消費者の不満・被害」が78.4点と、すべての評価項目でもっとも低い結果となりました。
なかでも、点数がもっとも低かった「価格の公正性」では、「結婚サービス市場」の利用者の85.4%が「価格情報の入手が難しかった」、83.2%が「契約段階で予想外の追加費用が発生した」と答えていました。
「結婚サービス市場」に加えて、制服、住宅の修理・インテリア、動物病院、産後ケアサービスも「消費者志向性の低い5つの市場」に挙げられました。