石破総理大臣補佐官の長島氏が、今月16日にソウルで日本大使館が主催して開く韓日国交正常化60周年の記念行事に出席する方向で日程の調整が進められていることがわかりました。
共同通信が10日、報じたところによりますと、長島補佐官は、今月16日にソウルで開かれる韓日国交正常化60周年の日本側の記念行事に出席する方向で日程を調整していて、韓国への訪問期間中、李在明(イ・ジェミョン)大統領の側近らとの面会も模索し、両国政府間の友好協力を改めて確認する方針だということです。
長島補佐官は、韓日両国の交流促進を目的とした超党派の議員連盟「日韓議員連盟」の幹事長も務めています。
韓国駐在日本大使館がソウルで国交正常化60周年の記念行事を開くのと同様に、日本駐在韓国大使館も今月19日に東京で記念行事を開催します。
両国は1965年6月22日に韓日基本条約に署名し、国交を正常化しました。
国交正常化50周年となった2015年には、両国が6月22日にソウルと東京でそれぞれ記念行事を開催し、当時の朴槿恵(パク・クネ)大統領はソウルで行われた日本側の行事に、当時の安倍総理大臣は東京で行われた韓国側の行事にそれぞれ出席する形で交流が行われました。
60周年となる今年は、行事の日程が異なるうえ、李大統領は今月15日から17日までカナダで開かれるG7=主要7か国首脳会議に招かれているため、日本側の記念行事には出席できない見通しです。