今月中旬から、大統領室のブリーフィングをうける記者の質疑応答の様子が生中継されることになりました。
 
大統領室が8日明らかにしたところによりますと、6月中旬以降、ブリーフィングルームのシステムを改善し、記者の質疑応答の様子をリアルタイムで中継する予定だということです。
 
これは李在明（イ・ジェミョン）大統領が、大統領選挙期間中から記者との質疑応答を公開し、国民の評価が高かったことを踏まえ、直接指示したもので、国民の知る権利と政府のコミュニケーションの透明性を高めるための試みだと、大統領室は説明しています。
 
これまでは大統領室の報道官や関係者のみがカメラに映されていましたが、今後はブリーフィングの現場をより鮮明に伝えるため、カメラを4台追加で設置する予定です。
 
また、大統領室は、ホワイトハウスや国連なども記者との質疑応答の様子を公開しており、今回の取り組みは国際的な基準にも合致すると強調しています。
 
このほか、大統領室は、李在明政権が、尹錫悦（ユン・ソンニョル）前政権下で大幅に縮小された大統領専用機に搭乗する報道関係者の人数を、文在寅（ムン・ジェイン）政権時代の水準に回復させる方針も明らかにしました。