韓国の原発運営会社、韓国水力原子力が優先交渉対象者に選ばれたチェコ・ドコバニ原発の新規建設事業をめぐり、チェコ政府は、韓国水力原子力と最終契約に署名したと明らかにしました。
ロイター通信によりますと、チェコのフィアラ首相は現地時間の4日、チェコの最高行政裁判所が韓国水力原子力と発注元であるチェコ電力の子会社との最終契約を禁止する仮処分を取り消したことを受けて、最終契約への署名を発表したということです。
チェコの最高行政裁判所は4日午前、「契約による公共の利益が、契約の禁止によって生じた訴訟当事者の利益に優先するかを判断した」として、先月6日にブルノ地裁が下した仮処分を取り消しました。
韓国水力原子力は当初、先月7日に最終契約に署名する予定でしたが、仮処分によって見送られてました。
チェコ政府は、裁判所が仮処分を取り消し次第、契約を締結できるようチェコ電力に事前承認を与えていました。