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政治

改革新党の李俊錫候補 完走も2桁得票ならず

Write: 2025-06-04 12:07:32Update: 2025-06-04 16:49:22

改革新党の李俊錫候補 完走も2桁得票ならず

Photo : YONHAP News

保守系野党「改革新党」の李俊錫(イ・ジュンソク)候補は、保守系与党「国民の力」の候補と一本化せずに選挙戦を完走し、保守の次世代を担う有力候補としての地位を築きましたが、得票率は8.34%にとどまり、幅広い層の指示につなげることが出来ませんでした。
 
中央選挙管理委員会によりますと、李候補は291万7523票を得て、得票率は8.34%となりました。
 
当初目標としていた2桁には届きませんでしたが、1%から2%にすぎなかった政党支持率を踏まえると、少数政党の改革新党としては意味のある結果だという分析が出ています。
 
李候補は今回の大統領選挙で、20代と30代の男性から圧倒的な支持を得ました。
 
地上波3社の出口調査によりますと、有権者の7.7%が李候補を支持し、20代では24.3%、30代では17.7%と2桁の支持率を記録しました。
 
特に20代の男性では37.2%の支持率を獲得し、李在明(イ・ジェミョン)大統領と「国民の力」の金文洙(キム・ムンス)候補を抑えて1位となりました。30代の男性でも25.8%の支持率を得ました。
 
ただ、20代と30代の女性の支持率はそれぞれ10.3%と9.3%にとどまったほか、中高年層の票を取り込むことができず、「世代の壁」を超えられなかったとの指摘が出ています。
 
女性有権者の支持を得られなかった要因として、先月27日に行われた最後のテレビ討論会で、李在明大統領の長男がインターネット上で作成したという疑惑が持たれている、女性の身体的特徴に関する不適切なコメントを読み上げたことが挙げられます。
 
自身の発言について、李候補は、「私が作り出した表現ではない」と説明したうえで、候補の家族をめぐる疑惑を検証するためだったと主張しましたが、不適切な表現との世論が高まったことを受け、謝罪しました。
 
その結果、李候補は得票率10%の壁を超えることができず、選挙費用の補填を受けられない見通しです。李候補は今回の選挙で、およそ30億ウォンを支出したと伝えられています。
 
李候補は3日の出口調査の発表を受け、「今回の選挙過程で良かった点も悪かった点もあるが、しっかり分析して、ちょうど1年後に迫る地方選挙で改革新党が一段階飛躍できることを期待する」と述べました。

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