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政治

保守系与党「国民の力」 政権交代で存続の危機に

Write: 2025-06-04 11:15:10Update: 2025-06-04 16:50:25

保守系与党「国民の力」 政権交代で存続の危機に

Photo : YONHAP News

3日行われた大統領選挙で革新系最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)候補が保守系与党「国民の力」の金文洙(キム・ムンス)候補破って当選したことを受け、「国民の力」は、大統領選挙の結果を受け入れるとの立場を明らかにしました。
 
「国民の力」の選挙対策委員会関係者は論評を発表し、「国民の意思を何より優先する」と述べ、大統領選挙での敗北を受け入れました。
 
また、「既得権益と安易な態度を捨て、身を切る思いで革新に取り組んでいく」としたうえで、「失った信頼を取り戻し、有能で責任のある政党に生まれ変わる」ことを約束しました。
 
去年12月、「非常戒厳」を宣言した尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の罷免を受けて行われた大統領選挙で敗北した与党「国民の力」が3年で野党に政権を渡すことになり、党内のリーダーシップの不在と分裂など、危機的状況にあると評価されています。
 
「国民の力」は、「反李在明」を掲げ、政権維持を狙ったものの、公認候補の差し替えや保守系野党候補との一本化の失敗、尹前大統領との曖昧な関係などが選挙での敗北につながったと見られています。
 
特に、「共に民主党」が「非常戒厳の克服」と「内乱勢力への審判」を前面に掲げたのに対し、与党「国民の力」は、党が一枚岩となって選挙戦に臨めなかったことも得票を伸ばせなかった要因とみられています。
 
今回の政権交代で「国民の力」は、300議席のうち107議席を確保した少数野党となりました。
 
「国民の力」の党内からは、尹錫悦政権で政権運営に失敗した勢力の退陣や世代交代など、全面的な党の刷新を図るべきとの声が出ています。

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