海外の主要メディアは、韓国大統領選挙の投票開始をリアルタイムで速報し、次期大統領は社会の対立の解消や経済回復という課題を抱えることになるだろうと伝えています。
ロイター通信は、韓国の次期大統領は戒厳令という軍事統治の試みによって深い傷を負った社会を統合し、主な貿易相手国であり同盟国でもあるアメリカの予測できない保護主義的な動きによって困難に直面している輸出中心の経済を回復させる課題を抱えることになるだろうと報じました。
アメリカの「ニューヨーク・タイムズ」も、現地時間2日付の「韓国の新たな指導者は不安定な世界の中で分裂した国家を受け継ぐ」と題した記事で、次期大統領は数か月にわたる政治的混乱の末に両極端に分裂した国家をまとめ、安定をもたらすという重大な課題に直面するだろうと伝えました。
「ウォール・ストリート・ジャーナル」は、去年末の「非常戒厳」宣言以降に続いたリーダーシップの混乱を終わらせるため、韓国国民が一票を投じると報じました。
また、韓国がここ数か月の間に3人の大統領権限代行を経験したことに触れながら、大統領選挙の勝者によってアメリカとの貿易交渉や対中国・対北韓政策へのアプローチが決まるだろうと付け加えました。