来月3日の大統領選挙の期日前投票が明日29日に迫るなか、候補者らは有権者に向けて期日前投票への参加を積極的に呼びかけています。
期日前投票は、今月29日と30日の2日間、午前6時から午後6時まで行われます。
これまでの期日前投票は週末が含まれていましたが、今回は平日のみの実施となるため、各陣営は投票率の向上に向け、期日前投票への参加を積極的に呼びかけています。
最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)候補は、期日前投票初日の明日、ソウル市内で投票する予定です。
「共に民主党」は、海外に住む韓国人が投票する在外投票が、これまででもっとも高い投票率を記録した勢いを期日前投票にもつなげたい考えで、選挙対策委員会の主要メンバーも期日前投票に積極的に参加する方針を示しました。
また、「大規模な産業団地に勤務する会社員は平日業務のため投票できない」という声が寄せられているとして、中央選挙管理委員会に対策を求めました。
与党「国民の力」も期日前投票への参加を呼びかけています。
「国民の力」の金文洙(キム・ムンス)候補も期日前投票に参加する予定で、期日前投票を起点に支持率が李在明候補を追い抜くことへの期待を示しています。
また、保守支持層の一部で提起されている期日前投票の管理体制に対する不安を払拭し、積極的に投票に参加するよう呼びかけています。
保守系野党「改革新党」の李俊錫(イ・ジュンソク)候補も、期日前投票初日に自身の選挙区である東灘(トンタン)で投票を行う予定です。