生成AIの「チャットGPT」を運営するアメリカのオープンAIが、ソウルに事務所を開設し、韓国に公式に進出する計画を明らかにしました。
 
韓国を訪問しているオープンAIの最高戦略責任者、ジェイソン・クォン氏は26日、韓国メディアとの会見で、韓国に法人を公式に設立したとしたうえで、今後数か月以内にソウルに事務所を開き、韓国での事業を本格化すると発表しました。
 
オープンAIがアジアで事務所を設立するのは、日本とシンガポールに続いて3か国目です。
 
オープンAIがここ1年間で事務所を設立した都市は、イギリスのロンドンやアイルランドのダブリン、ベルギーのブリュッセル、フランスのパリなど11都市です。
 
オープンAIが韓国に事務所を設立する理由として、韓国でチャットGPTなどオープンAIのサービスの利用者が増えたことが挙げられます。
 
オープンAIによりますと、韓国のチャットGPTの有料加入者は、アメリカに次いで2番目に多いということです。
 
クォン氏は、「現地の政府や企業からの支援を受け、オープンAIがインフラと統合して利用できるAIモデルを提供するパートナーシップをUAE＝アラブ首長国連邦と結んだが、韓国と同様の協力を進めることに強い関心を持っている」と説明しました。