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政治

韓国大統領選 2回目のテレビ討論 中傷応酬で告発合戦に

Write: 2025-05-26 13:10:52Update: 2025-05-26 13:56:28

韓国大統領選 2回目のテレビ討論 中傷応酬で告発合戦に

Photo : YONHAP News

大統領選挙の候補者による2回目のテレビ討論が、「社会分野」をテーマに23日午後、ソウルにあるKBSのスタジオで行われました。
 
討論には、最大野党「共に民主党」の前代表、李在明(イ・ジェミョン)候補、雇用労働部長官を務めた与党「国民の力」の金文洙(キム・ムンス)候補、保守系野党「改革新党」の元代表、李俊錫(イ・ジュンソク)候補、そして革新系野党「民主労働党」の代表を務める権英国(クォン・ヨングク)候補の4人が出席し、「社会分野」をテーマに議論が交わされました。
 
この中で、李在明候補は金文洙候補について、「憲政秩序を揺るがす勢力との関係を断ち切れていない」と非難しました。具体的には、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領による「非常戒厳」宣言を擁護してきた、極右のチョン・グァンフン牧師との関係を挙げ、「牧師が収監された際に涙を流したような深い関係を、いまだに清算できていないのは問題だ」と述べ、金候補が内乱に同調したと強調しました。
 
これに対し金文洙候補は、「明白な虚偽だ」と反論し、「李在明氏こそが不正と虚偽の象徴だ」と批判し、両者の間で厳しい応酬が続きました。
 
一方、李俊錫候補は、「古い世代は退くべきだ」と述べ、政治の世代交代を訴えました。
 
討論の直後には、「共に民主党」が金文洙候補の発言に虚偽があったとして、公職選挙法違反の疑いで告発しました。「国民の力」も李在明候補の発言を「根拠のない主張だ」として告発し、論戦は法廷にまで発展する事態となっています。
 
その一方で、年金や医療制度の改革、少子高齢化、気候変動といった重要政策についての議論は十分に深まらず、有権者からは「中傷の応酬ばかりで、政策論争が足りない」といった批判の声も上がっています。
 
候補者による最後のテレビ討論は、今月27日に政治分野をテーマとして、MBCで放送される予定です。

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