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政治

中国が西海上に「航行禁止区域」 韓国が懸念

Write: 2025-05-26 09:37:43Update: 2025-05-27 10:47:53

中国が西海上に「航行禁止区域」 韓国が懸念

Photo : YONHAP News

韓国と中国のEEZ=排他的経済水域が重なる、韓半島西の海、西海(ソヘ)上の暫定水域(PMZ)に、中国が航行禁止区域を設定したことについて、韓国外交部は、外交ルートを通じて懸念を伝えたと明らかにしました。
 
外交部の関係者は24日、報道機関に送ったメッセージで、韓国軍の合同参謀本部の説明を引用し、「暫定水域は領海の外側にある公海であり、韓中双方の軍が訓練を行える区域だ。韓国軍も通常、公海で訓練を行っている」と述べました。
 
そのうえで、「ただ、中国側が航行禁止区域を設定し、航行の自由を過度に制限することは、問題のある行為だ」として、「外交ルートを通じて中国側に懸念を伝えた」と強調しました。
 
外交部はまた、「今回の中国の措置が国際海洋法に合致するかどうかや、韓国側の対応策については、国防部など関係機関と緊密に協議しながら対応を進めている」としたうえで、「今後も韓国の正当な権益が侵害されないよう積極的に対応していく方針だ」と付け加えました。
 
これに先立って、アメリカのニュース週刊誌「ニューズウィーク」は現地時間の21日、かつて暫定水域に無断で構造物を設置していた中国が、韓国の排他的経済水域の一部を航行禁止区域に設定したと報じました。
 
ニューズウィークが公開した地図によりますと、中国が設定した3つの航行禁止区域のほとんどが暫定水域内に位置し、このうち2か所が韓国の排他的経済水域を侵犯しています。
 
韓半島西側の西海(ソヘ)にある韓国と中国の暫定水域は、韓国と中国のEEZが重なる水域の一部で、韓国と中国が漁業紛争を調整するために締結した韓中漁業協定に基づき、2000年に設定されました。

*2025年5月27日修正*

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