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国際

国連総会 北韓の人権問題会議を初開催

Write: 2025-05-22 09:42:32Update: 2025-05-22 09:46:59

国連総会 北韓の人権問題会議を初開催

Photo : YONHAP News

国連総会で北韓の人権問題についての高官級会議が初めて開かれ、北韓当局による組織的で広範な人権侵害が公式に議論されました。
 
高官級会議はフィレモン・ヤン国連総会議長の主催で現地時間の20日、ニューヨークの国連本部で開かれました。
 
北韓人権委員会のグレッグ・スカラトー事務総長は、「北韓の人権問題は国際安全保障をも脅かしている」と指摘しました。
 
国連の北韓人権状況特別報告者のエリザベス・サルモン氏も、「コロナ禍以降、北韓の住民は完全に孤立した状態に置かれ、表現の自由や労働の権利が著しく制限されている」と懸念を示しました。
 
また、会議では、脱北者による証言も行われ、国連加盟国の関心を集めました。
 
著書「11歳の遺書」で知られる人権活動家のキム・ウンジュ氏は、11歳の時に飢えのなかで父を亡くし、母と姉とともに豆満江を越えて脱北したあと、中国で人身売買に遭った過酷な体験を語りました。
 
また、カン・ギュリ氏はおととし、母親、叔母とともに長さ10メートルの木製船で脱北した経験を証言し、「新型コロナウイルスの流入を防ぐため国境が封鎖されていた間、韓国ドラマを広めたという理由だけで友人たちが処刑された」と明らかにしました。
 
これに対して、北韓のキム・ソン国連大使は当事国の資格で最初に発言し、「本会議は、国連憲章の基本原則である主権尊重と内政不干渉に反するもので、会議の内容は、背後勢力による策略とねつ造だ」と強く反発しました。

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