韓国軍制服組トップの金明洙（キム・ミョンス）合同参謀本部議長が、20日、最近就任したアメリカのダン・ケイン統合参謀本部議長と初めて電話会談を行い、韓半島の安全保障情勢や韓米同盟に関する懸案について意見を交わしました。
 
韓国軍の合同参謀本部によりますと、20日の夜に行われた電話会談で、2人は「強固な韓米同盟にもとづき、韓半島の安全保障状況は安定的に管理されていて、連合防衛体制も問題なく維持されている」という共通の認識を確認したということです。
 
また、北韓による核とミサイル、サイバー攻撃など、あらゆる脅威が高度化しているなか、それに対抗するための連合防衛体制が非常に重要だという認識でも一致しました。
 
なかでも、北韓とロシアによる軍事協力の拡大が国際社会で懸念されているだけに、情報共有と対応能力の強化が急務だと強調しました。
 
また、2人は、ことし7月に韓国で開催される韓日米参謀総長等会議を通じて、韓日米3か国の安全保障協力を一層強化していくことで一致しました。