来月3日に予定されている大統領選挙を前に、主要候補に関する最新の世論調査結果が発表され、最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)前代表が支持率50%を確保し、首位を維持していることがわかりました。
調査は、世論調査会社「リアルメーター」が今月14日から16日にかけて、全国の18歳以上の有権者およそ1500人を対象に実施したものです。
この調査によりますと、最大野党「共に民主党」の李在明前代表が50.2%の支持を集め、引き続き首位を維持しています。続いて、与党「国民の力」の金文洙(キム・ムンス)前雇用労働部長官が35.6%、保守系野党「改革新党」の李俊錫(イ・ジュンソク)前代表は8.7%となっています。
前回の調査と比較すると、李在明前代表は1.9ポイント支持率を下げた一方、金文洙前長官は4.5ポイント、李俊錫前代表は2.4ポイント、それぞれ上昇しています。このうち、金文洙前長官については、韓悳洙(ハン・ドクス)前国務総理との保守候補一本化が支持層の結集につながったとみられています。
保守の地盤とされる大邱(テグ)・慶尚北道(キョンサンブクト)地域では、金文洙前長官が44.9%、李在明前代表が43.5%と、わずか1ポイント余りの差で競り合っており、保守が優勢とされる地域でも激しい接戦となっています。
リアルメーターは、李在明前代表が、尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権への反発や中道層の支持を取り込み、保守地域でも支持を広げていると分析しています。
さらに、中道層の過半数が李在明前代表を支持しており、「最も当選の可能性が高い候補」として李在明前代表を挙げた人は58.8%にのぼっています。
回答者の82.3%が「現在支持している候補を最後まで支持する」と答えていて、調査を行ったリアルメーターは、「大統領選挙が間近に迫る中で、各候補の支持層が非常に強固に結束している」と分析しています。
この調査の信頼水準は95%、標本誤差は±2.5ポイントです。詳しい世論調査の結果は、中央選挙世論調査委員会のホームページで確認できます。