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政治

ムーディーズの米格付け引き下げ 韓国「影響は限定的」

Write: 2025-05-19 14:33:52Update: 2025-05-19 15:09:36

ムーディーズの米格付け引き下げ 韓国「影響は限定的」

Photo : YONHAP News

アメリカの大手格付け会社、ムーディーズ・レーティングスがアメリカの信用格付けを最上位の「Aaa」から「Aa1」に1段階引き下げました。韓国政府は、「市場への影響は限定的」との見方を示しました。

ムーディーズは今回、格付け自体は引き下げたものの、将来の見通しについては「ネガティブ」から「安定的」に引き上げています。

今回の動きを受け、韓国企画財政部は19日、中央銀行にあたる韓国銀行など関係機関とともに市場の状況を点検する会議を開きました。政府は、今回の格下げは他の格付け会社との整合性をとるための調整であり、ある程度想定されたものであったと説明しました。
 
イギリスの大手格付け会社、フィッチ・レーティングスは去年8月に、アメリカの大手格付け会社、スタンダード・アンド・プアーズは2011年にアメリカの格付けを引き下げました。
 
これまでムーディーズのみが最上位を維持していたことから、今回の格下げが市場に大きな衝撃を与えることはないと判断したものとみられています。
 
ただ、政府は、トランプ政権の関税政策のような対外的な不確実性が重なれば、短期的に金融や為替市場の変動性が高まる可能性はあると説明しました。
 
専門家らも、市場への衝撃は限定的だとする一方で、アメリカ国債の金利上昇やドル安、外国人投資家の資金のアメリカからの流出などを短期的なリスク要因として挙げています。
 
政府は、韓国が対外的な衝撃に弱いことを踏まえ、市場の動向を注視していくとしています。

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