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政治

「5·18民主化運動」光州で45年記念式典を開催

Write: 2025-05-19 11:18:43Update: 2025-05-19 15:04:09

「5·18民主化運動」光州で45年記念式典を開催

Photo : KBS News

1980年に韓国・光州(クァンジュ)で発生した「5·18民主化運動」から45年となる18日、光州市内で記念式典が行われました。

「5·18民主化運動」は、いわゆる「光州事件」とも呼ばれ、1980年5月18日、軍事政権に抗議して民主化を求めた学生や市民が軍と衝突し、軍の発砲などにより200人以上が死亡、または行方不明となったとされています。
 
この日の記念式典には、民主化運動の参加者やその遺族、政界関係者などおよそ2500人が出席しました。
 
また、今回の記念式典では、ノーベル文学賞を受賞した韓国の作家、韓江(ハン・ガン)さんの小説『少年が来る』の主人公のモデルとされるムン・ジェハク氏と、「5·18民主化運動」の最終日である1980年5月27日未明に全羅南道(チョンラナムド)道庁での戦闘で死亡した「市民軍のスポークスマン」とされるユン・サンウォン氏の生涯を振り返る時間が設けられました。
 
大統領と国務総理が空席の状態で行われたことしの記念式典で、大統領の権限を代行している李周浩(イ・ジュホ)副総理兼教育部長官は、「一人一人が『5·18民主化運動』の精神を受け継ぎ、対話と歩み寄りによる真の国民統合に向けた道に進むべきだ」と述べ、「統合」の重要性を強調しました。
 
ただ、これまで繰り返し議論されてきた「5·18民主化運動精神」を憲法の前文に取り入れることや、民主化運動で犠牲になった人の処遇改善などについて、具体的な言及がなかったことから、5·18記念財団は声明を発表し、「強い遺憾の意を表明する」と述べました。
 
政府が主催する5·18記念式典は、「5·18民主化運動」が法定記念日に指定された1997年以降、毎年光州の国立5・18民主墓地で開催されています。

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