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国際

「朝鮮人追悼碑」撤去された群馬県で追悼集会

Write: 2025-05-19 10:40:25Update: 2025-05-19 11:19:01

「朝鮮人追悼碑」撤去された群馬県で追悼集会

Photo : YONHAP News

群馬県が去年、戦時中に動員された朝鮮人労働者の追悼碑を撤去したことに反対する市民らが集会を開き、撤去に対抗し、歴史を伝え続けると訴えました。
 
東京新聞が18日に報じたところによりますと、群馬県前橋市で17日、追悼碑の撤去に反対してきた市民ら90人あまりが集まり、朝鮮人労働者を追悼し、献花する行事を行いました。
 
追悼碑が撤去されるまで管理団体の共同代表を務めた宮川邦雄(みやかわ・くにお)さんは、「碑は撤去されても歴史を検証する活動を続けていきたい」と語りました。
 
この追悼碑は、2004年に日本の市民団体が韓日間の歴史への理解と友好を深めるために県立公園「群馬の森」に設置したもので、日本による植民地時代に群馬県に動員されたおよそ6000人の朝鮮人労働者を追悼するためのものです。
 
しかし、2012年の追悼式で参加者が「強制連行」に言及したことが問題視され、群馬県は「政治的行事を行わない」という条件に反すると設置許可の更新を拒否し、市民団体は、この措置を不当だとして裁判を起こしましたが、最高裁判所が自治体の処分を適法とする判決を確定させました。
 
その後、市民団体が撤去要求に応じなかったため、群馬県は去年1月に行政代執行で追悼碑の撤去を強行しました。
 
それでも市民たちは「記憶は消されない」として、歴史的真実を伝える活動を今後も続けていく意志を明らかにしました。

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