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国際

北韓の240ミリ放射砲 ロシアによる使用を初確認

Write: 2025-05-09 10:38:37Update: 2025-05-09 15:04:22

 北韓の240ミリ放射砲 ロシアによる使用を初確認

Photo : YONHAP News

ソウルを脅かす北韓の主な兵器のひとつとされる240ミリ放射砲が、ウクライナの戦場でロシア軍によって使われていることが初めて確認されました。
 
海外メディアが報じたところによりますと、「北韓の240ミリ放射砲のM1991型多連装ロケット砲が、ウクライナ国内で使用されている模様が初めてとらえられた」ということです。
 
今回確認された放射砲は、追加の装甲が施されていて、貼り付けられたマークから、使用している部隊はロシア連邦軍のレニングラード軍管区に所属していると推定されるいうことです。
 
また、この放射砲から、1秒間隔で発射された2発のロケット弾が、空に打ち上げられる模様を撮影した映像と写真も公開されました。
 
240ミリ放射砲は、最大で22連装が可能で、なかでもM1991型は、重さ85キロの240ミリロケット弾を最長で60キロの距離まで発射できる性能を持っています。
 
これは、アメリカがウクライナに提供した高機動ロケット砲システムを除く、ほとんどの砲撃兵器の性能を上回るものです。
 
M1991型は、北韓がかねてから繰り返してきた「ソウルを火の海にする」という威嚇の発言を現実のものにする兵器のひとつで、アメリカのシンクタンク「戦略国際問題研究所(CSIS)」は、「北韓がソウルを脅威のもとに置き続けるための主な手段だ」と評価しています。
 
昨年末、北韓がロシアに対してM1991型を含む最新型の多連装ロケット砲100基を提供したとメディアによって報じられていますが、実際に戦場で発射される模様が映像で確認されたのは今回が初めてです。

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