韓国とアメリカは、GPS電波の妨害や人工衛星への脅威など、宇宙空間における軍事的な挑発行為に対応するための初の共同机上演習を実施しました。
韓国軍合同参謀本部は、1日に在韓アメリカ宇宙軍とともに「第1回韓米宇宙脅威対応机上演習(TTX)」を行ったと、2日に明らかにしました。
この演習は、拡大する宇宙空間での脅威に向けて、韓米同盟で初めて行われる実質的な協力で、去年、アメリカ・ワシントンで開かれた「宇宙協力ワーキンググループ(SCWG)」の後続措置として実施されました。
演習には、韓国の国防部や外交部、それに宇宙航空庁など関係機関や専門家あわせて40人あまりが参加し、軍事・外交・技術の各分野における対応策を点検しました。
とくに、実際の脅威が発生した時を想定し、指揮統制の方法や情報共有の手順を検証しながら、連合作戦の実効性を高めることに重点が置かれました。
合同参謀本部は今後も定例的に演習を行い、韓米の宇宙作戦対応能力を継続的に強化する方針です。