メニューへ 本文へ
Go Top

政治

大統領権限代行が再交代 李副総理が国政運営へ

Write: 2025-05-02 11:29:00Update: 2025-05-02 17:18:45

大統領権限代行が再交代 李副総理が国政運営へ

Photo : YONHAP News

尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の弾劾訴追を受けて、大統領の権限を代行してきた韓悳洙(ハン・ドクス)前国務総理が、来月3日に行われる大統領選挙に向けて辞任を表明しました。これに続き、崔相穆(チェ・サンモク)副総理兼企画財政部長官も辞任を表明したことから、政府の閣僚序列4位にあたる李周浩(イ・ジュホ)副総理兼教育部長官が、2日から大統領権限代行を務めることになりました。

去年12月に尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領が弾劾訴追されて以降、大統領の職務を代行するのは、今回で3人目になります。
 
韓前国務総理は1日、国民に向けたメッセージで「この日まで大統領権限代行として任期を全うする」と表明し、2日午前に国会で記者会見を開き、大統領選への出馬を公式に宣言しています。

そのため、韓前国務総理に次いで崔副総理が2日から大統領の権限を代行する予定でしたが、1日午後10時30分頃、国会で最大野党「共に民主党」が主導して崔副総理に対する弾劾訴追案を本会議に上程したことを受け、崔副総理は辞意を表明しました。

このため、序列4位の李副総理が大統領選挙が行われる来月3日まで、大統領の権限代行として、国政運営を担うことになりました。

李副総理は2日、各省庁の高官らに対し、「国政に空白や混乱が生まれないよう、最善を尽くしてほしい」と緊急指示を下しました。
 
これに先立ち、「共に民主党」は尹前大統領の弾劾訴追案を審議する憲法裁判所の裁判官が、定員9人のうち1人が空席となっていたことから、馬恩赫(マ・ウニョク)候補の任命を求めましたが、当時の大統領権限代行だった崔副総理が任命を拒否したため、崔副総理に対する弾劾訴追案を発議しました。
 
憲法裁判官の任命は、弾劾審判の公正性に直結する問題であるだけに、大統領権限代行が任命を拒否することをめぐっては、正当な権限の行使なのか、それとも国会の権限を侵害する行為なのかが争われていました。
 
しかし、崔副総理の辞任を受け、弾劾訴追案をめぐる国会での票決は1日、中止されました。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >