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政治

野党「共に民主党」 選対委員会の人選で「中道・保守」票を意識か

Write: 2025-04-29 11:47:50Update: 2025-04-29 14:45:17

野党「共に民主党」 選対委員会の人選で「中道・保守」票を意識か

Photo : KBS News

最大野党「共に民主党」は、30日に予定されている選挙対策委員会の発足を控え、常任委員長に保守寄りの人物を迎え入れるなど、中道層や保守層の票を意識したものとみられる人員構成を行っています。
 
「共に民主党」は28日、選挙対策委員会の常任委員長に「保守の策士」と呼ばれる尹汝雋(ユン・ヨジュン)元環境部長官を迎え入れたと発表しました。
 
「共に民主党」の大統領選候補に決まった李在明(イ・ジェミョン)前代表が「中道保守」を掲げていることが背景にあると考えれます。
 
「共に民主党」はまた、保守陣営の「李在明一極体制」という指摘が中道層の票に影響する可能性を意識してか、党内部の結束にも力を入れています。
 
その一環として、予備選挙で争った金慶洙(キム・ギョンス)前慶尚南道知事をはじめ、「非李在明派」とされる金富謙(キム・ブギョム)前国務総理や金斗官(キム・ドゥグァン)元議員などを常任委員長に任命することを検討中だということです。
 
これに先立って、李在明前代表は、大統領候補に選出された後の最初の日程として、党幹部らとソウルにある国立墓地「顕忠院」を訪れ、李承晩(イ・スンマン)、朴正熙(パク・チョンヒ)、金泳三(キム・ヨンサム)、金大中(キム・デジュン)元大統領の墓を参拝し、統合に向けた積極的な姿勢を示しました。
 
「共に民主党」の大統領選候補が、保守政権の李承晩・朴正熙元大統領の墓を参拝した前例がないことを踏まえると、こうした動きは、中道層と保守層の支持の取り込みを狙ったものだとする分析が出ています。
 
一方、前回の大統領選では、李在明前代表の公約やメッセージが詳細に伝わらなかった点が敗因として指摘されていたことから、今回の「共に民主党」の選挙対策委員会は、地域密着型の選挙運動を展開するものとみられています。

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