韓国のアメリカ向けの輸出額が4月に入って10%以上落ち込み、全体の輸出額も5%台の減少となりました。
韓国関税庁が今月1日から20日までの輸出入の状況を集計したところ、アメリカ向けの輸出額は62億ドルで、前の年の同じ時期に比べて14.3%減少しました。
なかでも、アメリカ向けの乗用車の輸出が21.6%の大幅な減少となったほか、自動車部品は1.0%、鉄鋼製品も13.7%減少しました。
韓国の主な輸出国であるアメリカへの輸出が落ち込んだことで、全体の輸出額も減少しました。
今月1日から20日までの全体の輸出額は339億ドルで、前の年の同じ時期に比べて5.2%減少しました。
操業日数を踏まえた1日あたりの平均輸出額も5.2%の減少となりました。
品目別では、半導体の輸出は65億ドルで、前の年の同じ時期に比べて10.7%増加しましたが、乗用車は6.5%、自動車部品は1.7%減少したほか、石油製品も22%減少しました。
韓国関税庁は、アメリカ向けの輸出が減少した主な原因として、自動車や鉄鋼製品に対するアメリカの関税措置の影響をあげました。
一方、ことし1月からの累計輸出額は1937億800万ドルで、前の年の同じ時期に比べて2.7%減少しました。