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サイエンス

韓国 アメリカに原子炉設計技術を初輸出

Write: 2025-04-17 11:55:16Update: 2025-04-17 11:57:36

韓国 アメリカに原子炉設計技術を初輸出

Photo : YONHAP News

韓国の研究機関と企業による連携グループが、原子力発祥の地・アメリカに対し、研究用原子炉の設計技術を初めて輸出することに成功しました。
 
韓国の科学技術情報通信部が17日に発表したところによりますと、韓国原子力研究院や建設会社の現代(ヒョンデ)エンジニアリングなど、複数の機関や企業からなるグループが、アメリカ・ミズーリ大学の次世代研究用原子炉プロジェクトで、初期設計の契約を正式に受注しました。
 
このプロジェクトでは、出力20メガワット級の高性能研究炉の建設が予定されており、韓国側は、原子炉が環境に与える影響の分析など、初期設計段階に参画します。
 
今回の受注は、1959年に韓国がアメリカから研究用原子炉1号機を導入してから66年を経て、今度は韓国がアメリカに設計技術を提供するという、初めての輸出となり、韓国の原子力技術が、国際的に高く評価された象徴的な成果です。
 
科学技術情報通信部は、ウランの高密度化をはじめとする長年の研究開発と、民間企業による豊富な実務経験が結びついた結果だと説明しています。
 
また、今回の受注は、韓国がアメリカから「センシティブ国」、国の安全保障や核拡散防止、地域の不安定性などの理由で特別な考慮が必要な国に指定されている中で実現しました。これにより停滞が懸念されていた原子力分野での両国の協力関係が、再び活性化することへの期待も高まっています。

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