最大野党「共に民主党」の候補者選びで、立候補予定者が3人に絞られ、今月27日には候補者が確定します。
最大野党「共に民主党」は、候補者選びの選出方法として、党の中央委員会と党員投票の結果に基づき、党員票と国民を対象に実施した世論調査の割合を50対50で反映することを14日に確定しました。
選出方法を巡っては、候補者から「李在明(イ・ジェミョン)前代表に有利な方法だ」という反発と、盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の時代から続いてきた、一般国民も投票に参加できる「オープン・プライマリー=完全国民予備選挙制度」を維持すべきとの声が上がっていました。
立候補予定者が絞られたことを受け、最大野党「共に民主党」の候補者選びでは、李前代表と金東兗(キム・ドンヨン)京畿道(キョンギド)知事、金慶洙(キム・ギョンス)前慶尚南道知事の3人が争う展開となります。
金京畿道知事は、盧武鉉、李明博(イ・ミョンバク)元大統領、朴槿恵(パク・クネ)元大統領、文在寅(ムン・ジェイン)元大統領時代に経済部門の高官を歴任しました。第20代大統領選挙に出馬しましたが、李前代表との候補者一本化を宣言して辞退、2022年には最大野党「共に民主党」の京畿道知事候補として出馬し、当選しました。
金前慶尚南道知事は、当選2回の国会議員で、盧武鉉元大統領と文在寅元大統領の派閥における中心人物とされます。
最大野党「共に民主党」は、全国を4つの区域に分けて今月16日から候補者選びを実施し、27日に候補者を確定する計画です。
最終候補は、各区域別の選挙の結果と世論調査の結果を合わせて、首都圏で選挙が行われる27日に確定します。