アメリカのトランプ大統領が相互関税の適用を90日間停止し、二国間協議による妥協の可能性を示唆したなか、韓国産業通商資源部の安徳根(アン・ドクグン)長官が近くアメリカを訪問し、本格的な交渉に乗り出す見通しです。
産業通商資源部によりますと、安長官がアメリカ通商代表部のグリア代表やラトニック商務長官などと面会し、関税に関する協議を行うために、アメリカへの訪問日程を調整しています。
これに先立ち、安長官はトランプ新政権発足後のことし2月と3月にアメリカを訪れ、ラトニック長官など新政権の高官と会談し、アメリカの関税方針に対する韓国側の立場を伝えるとともに、アメリカ側が関心を示している造船など両国間の産業協力の強化策について協議しました。
トランプ大統領が韓国に対して25%の相互関税を課すと予告しているなか、安長官はアメリカが求めている貿易均衡を図るための韓国側のより具体的なロードマップを提示し、相互関税の免除または引き下げを求めるものとみられています。