韓国の貿易や投資による収入と支出を示す経常収支は、ことし2月は、71億8000万ドルの黒字となり、ことし1月の減少から増加に転じました。
韓国銀行が8日に発表した国際収支によりますと、ことし2月の経常収支は71億8000万ドルと、22か月連続の黒字を記録し、2000年代に入って3番目に長い期間、黒字を更新しています。
項目別にみますと、貿易収支に当たる商品収支は81億8000万ドルの黒字となり、旧正月連休で操業日数が減少した1月の25億ドルに比べて大幅に増加しました。
また、前の年に比べて輸出は3.6%、輸入は1.3%増加したことがわかりました。
輸出は、半導体の輸出が減少したものの、スマートフォンなどのカメラモジュールやコンピュータなどのIT関連品目の需要が伸び、1か月で増加に転じました。
輸入は、半導体製造装置などの資本財と消費財の輸入が増え、増加に転じました。
一方、2月のサービス収支は、32億1000万ドルの赤字となり、赤字幅が拡大しています。