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政治

国務総理 大統領推薦の憲法裁判官を指名

Write: 2025-04-08 14:52:09Update: 2025-04-08 15:34:38

国務総理 大統領推薦の憲法裁判官を指名

Photo : YONHAP News

韓悳洙(ハン・ドクス)国務総理は、大統領が推薦する任期6年の憲法裁判官2人を指名しました。
 
韓国務総理は、今月18日に任期が終わる憲法裁判官2人の後任として、イ・ワンギュ法制処長とハム・サンフン ソウル高等裁判所部長判事を指名しました。
 
元検事のイ・ワンギュ法制処長は、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の司法研修所同期で尹前大統領の側近とされています。また、ハム・サンフン ソウル高等裁判所部長判事は、文在寅(ムン・ジェイン)政権当時、文元大統領の側近だった金慶洙(キム・ギョンス)前慶尚南道知事に懲役2年を言い渡しています。
 
韓国務総理は、今回の指名について、崔相穆(チェ・サンモク)副総理兼企画財政部長官に対する弾劾訴追案が提出されていることや、警察庁長の弾劾審判が行われていることを踏まえて決定したと述べました。
 
任期が終わる憲法裁判官2人が退任し、6人体制になると、弾劾審判の宣告ができなくなり、大統領選挙の管理や補正予算案の執行などに支障が生じるためだと説明しています。
 
大統領が推薦する憲法裁判官の任命を巡っては、大統領権限代行による指名が可能なのかについて様々な議論がありましたが、今回、韓国務総理は直接指名するすることを決めました。
 
これに対し、最大野党「共に民主党」は、「明らかな違憲行為であり、断固として対応する」と批判しました。

 憲法裁判官は大統領、国会、大法院長がそれぞれ3人ずつ指名し、合わせて9人で構成されますが、
大統領が指名する憲法裁判官候補は、国会の聴聞会の検証を経て、本会議の議決なしで任命することができます。
 
今後、最大野党「共に民主党」など野党は、国会の聴聞会を開催しないことで任命を阻止し、保留していた韓国務総理の弾劾を再び求めるものとみられます。

一方、韓国務総理は、8日、国会が推薦した馬恩赫(マ・ウンヒョク)候補も正式に任命しました。
 
韓国務総理は、去年2月、大統領権限代行が大統領固有の権限を行使することは自制すべきだとして、馬候補を含めた憲法裁判官の任命を保留し、その後、弾劾訴追されました。

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