アメリカのトランプ大統領が発表した相互関税の影響で、韓国総合株価指数と新興株式市場コスダック指数がともに5%を超える急落となりました。
韓国総合株価指数は、前の営業日の終値と比べて137.22ポイント下落して2328.20で取り引きを終えました。
これは、去年8月5日に記録した234ポイントの下落に次いで2番目に大きい下げ幅です。
7日の韓国総合株価指数は、取引開始直後に100ポイント以上下落し、その後も下げ幅を広げました。
午前中には、大量の売り注文が出され、取引を5分間中断する「サイドカー」と呼ばれる措置が発動されました。
新興株式市場コスダック指数も、前の営業日の終値と比べて36.09ポイント下落して651.30で取り引きを終えました。
一方、7日のソウル外国為替市場でのドルに対するウォン相場は、前の営業日の終値と比べて33ウォン70銭下がって、1ドルあたり1467ウォン80銭で取り引きを終えました。1日の下落幅としては、コロナ禍以降5年ぶりの最大幅となりました。
ドルとともに安全資産とされる円の価値も急上昇しました。
7日のソウル外国為替市場での円に対するウォン相場は、前の営業日の終値と比べて26ウォン39銭下がって100円あたり1008ウォン21銭で取り引きを終えました。
100円あたり1000ウォンを超えたのは、2023年4月27日以来およそ2年ぶりで、2022年3月22日以来、3年ぶりの大きさでした。