韓国のピアニストで18歳のキム・セヒョンさんが、若手演奏家の登竜門として知られるフランスのロン・ティボー国際音楽コンクールのピアノ部門で優勝しました。
キム・セヒョンさんは現地時間の30日、フランス・パリで開かれたロン・ティボー国際音楽コンクールの決勝で、ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第3番」を演奏し、優勝しました。
これに先立ち、キム・セヒョンさんは、2023年にクリーヴランド国際青少年ピアノコンクールで1位と聴衆賞を獲得し、注目を集めました。
キム・セヒョンさんは現在、ハーバード大学とニューイングランド音楽院の共同学位プログラムに在籍し、英文学と音楽を学んでいます。
一方、ことしのロン・ティボーコンクールの3位は、同じく韓国のピアニスト、イ・ヒョさんが獲得しました。イ・ヒョさんは、2022年に同コンクールで優勝したピアニスト、イ・ヒョクさんの弟です。
このコンクールは、16歳から33歳の若手演奏家を対象に開かれるもので、ピアノ・バイオリン・声楽部門に分かれています。1943年に創設されて以来、国際的な演奏家を輩出してきました。
韓国人の中では、2001年にピアニストのイム・ドンヒョクさん、2022年にイ・ヒョクさんが優勝しました。