メニューへ 本文へ
Go Top

政治

尹大統領の弾劾審判 宣告日いまだ通知されず 国会では対立が激化

Write: 2025-03-31 14:53:49Update: 2025-03-31 15:07:38

尹大統領の弾劾審判 宣告日いまだ通知されず 国会では対立が激化

Photo : KBS News

尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の罷免の是非を決める憲法裁判所の弾劾審判は、いまだに宣告日の通知が行われていません。こうした中、国会では与野党の対立がさらに深まっています。
 
最大野党「共に民主党」は、憲法裁判所の裁判官の欠員が補充されていないことについて、「意図された政治的行為」だと批判しています。今月28日、初当選の議員らは会見を開き、国会が推薦した馬恩赫(マ・ウンヒョク)候補を速やかに任命しなければ、大統領権限代行の韓悳洙(ハン・ドクス)国務総理や閣僚全員の弾劾を推し進める構えを見せました。
 
また、「共に民主党」の朴賛大(パク・チャンデ)院内代表は30日、韓国務総理が馬恩赫候補の任命を故意に遅らせ、憲法裁判所の構成を妨害しているとして、「政権側による引き延ばしだ」と強く非難しました。
 
現在、憲法裁判所は裁判官9人のうち1人が欠員となっていて、来月18日にはさらに革新系とされる2人が任期満了を迎える予定です。弾劾が成立するには、最低6人の賛成が必要なため、「共に民主党」は、宣告が裁判官の退任後に行われた場合、弾劾が棄却される可能性があると懸念しています。
 
このため、「共に民主党」は政府に対して、国会が推薦した馬恩赫候補を憲法裁判官として任命するよう強く求めています。憲法裁判所も先週、韓国務総理の弾劾を棄却した際、「馬恩赫候補の任命が行われないのは違憲だ」と明言しましたが、いまだに任命は行われていません。
 
一方、与党「国民の力」の権性東(クォン・ソンドン)院内代表は、馬候補について「法服を着た左派活動家だ」と批判し、「すでに8人の体制で審判は進んでいる」として、馬候補の任命は不要だと主張しました。
 
そのうえで、「共に民主党」が、馬候補を任命しなかった場合に閣僚を相次いで弾劾する構えを見せていることについて、「国家秩序を乱す行為だ」と反発し、李在明(イ・ジェミョン)代表や初当選議員らあわせて72人を、内乱扇動の疑いで告発する方針を示しました。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >