韓国では、孤立や引きこもり状態にある青少年の3人に1人が「死にたい」と考えたことがあることがわかりました。
韓国青少年政策研究院は、孤立・引きこもり状態にある青少年の実態を調査するため、去年6月から8月までの間、全国9歳から24歳までの青少年1万9160人を対象にオンライン調査を行いました。
それによりますと、孤立状態にあると答えた青少年は12.6%、引きこもり状態にあると答えた青少年は16.0%でした。青少年の28.6%は、社会と断絶した生活を送っているということになります。
孤立状態にある青少年とは、緊急時に助けを求めたり、精神的に頼れる人がいない青少年を指し、引きこもり青少年とは、家の中にこもって社会的な活動を行わない青少年を指します。
また、これらの青少年のうち3人に2人は、「死にたい」と考えたことがあると答えたということです。
孤立・引きこもり状態の青少年は、勉強や趣味などを通じて日常への復帰を試みたものの、4割が再び孤立・引きこもり状態に戻ったということです。
さらに、これらの青少年の人生の満足度は10点満点中、平均4.76点と、一般の青少年の7.35点よりも低く、半数近い48.9%が健康上の問題を抱えていました。