ソウル市内で大規模な道路陥落が発生し、1人が死亡、1人がけがをしました。
24日午後6時半ごろ、ソウル市江東(カンドン)区で、6車線のうち4車線にわたって、幅20メートル、深さ20メートルの大規模な道路陥落が発生しました。
これにより、原付バイクに乗っていた1人が穴に転落し、行方がわからなくなっていましたが、25日午前11時過ぎに死亡した状態で見つかりました。
また、陥没の瞬間に現場を通り過ぎていた乗用車1台は転落せずにすみましたが、運転していた40代の女性が軽いけがをして病院に運ばれました。
道路陥没によってできた穴の中は、およそ2000トンの水と土砂が混ざっている状態だということです。
陥没した穴は徐々に拡大していて、中に水が溜まっているため、消防当局による救助活動が難航していました。
ソウル市は、この陥没が、近くで行われている地下鉄9号線の延長工事と関連する可能性があるとみて、工事を中断させました。
また、二次被害を防ぐため、事故現場周辺のガソリンスタンドに対し、地下タンクを空にするよう呼びかけています。
ソウル市江東区は、事故直後から現場の道路を全面通行止めにしたほか、近くの学校は臨時休校となりました。
警察と消防当局などは、陥没が発生した詳しい原因や被害のなどを調査する予定です。