韓国で、去年の婚姻件数が22万件を上回り、前の年に比べた増加率は過去最高となりました。
 
韓国統計庁が20日、まとめたところによりますと、去年の婚姻件数は22万2000件で、一昨年より14.8％増加しました。
 
年間の増加率では、統計をとり始めた1970年以降、最も大きい増加幅となりました。
 
婚姻件数は、2012年から11年連続で減少したあと、2023年に増加に転じ、2年連続で増加しています。
 
統計庁によりますと、比較的人口の多い1990年代はじめに生まれた世代が、主な婚姻年齢層である30代はじめになったことや、コロナ禍で延期していたカップルが結婚したり、結婚に対する若者の前向きな認識が増加したことなどが影響したと分析しています。
 
男性の平均初婚年齢は33.9歳で前の年より0.1歳下落し、女性は31.6歳で0.1歳上昇しました。男性の初婚年齢が低くなったのは2020年以来、4年ぶりです。
 
初婚の夫婦のうち、女性が男性より年齢が高いケースは全体の19.9％で、過去最多となりました。
 
また、外国人との国際結婚は2万件で、前の年より5.3％増加しました。全体の婚姻件数に占める割合は9.3％でした。