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経済

LG 初の韓国型推論AI「エクサワンディープ」公開へ

Write: 2025-03-19 11:05:39Update: 2025-03-19 11:40:36

LG 初の韓国型推論AI「エクサワンディープ」公開へ

Photo : YONHAP News

韓国のLG AI研究院は、韓国で初めて推論型AI「エクサワンディープ(EXAONE Deep)」のオープンソースを公開し、グローバル企業との競争に本格的に乗り出しました。
 
LG AI研究院は、アメリカで現地時間の21日まで開かれるアメリカ・エヌビディアの年次開発者会議「GTC」に参加し、エクサワンディープを発表すると明らかにしました。
 
エクサワンディープについて、研究院は、グローバル企業の推論型AIと競争できる韓国初のモデルだと説明しました。
 
問題解決能力をもつ推論型AIを開発しているグローバル企業は、アメリカのオープンAIとグーグル、中国のディープシークとアリババなど膨大なデータを持つ基盤モデルを保有している少数の企業です。
 
研究院によりますと、「エクサワンディープ-32B」の最適な回答を出すための媒介変数は、中国のディープシークの5%に過ぎませんが、アメリカや中国のモデルと比べても優秀な性能を発揮したということです。ディープシークR1の媒介変数は6710億個ですが、エクサワンディープは320億個に過ぎません。
 
なかでも、複雑な数学と科学の問題解決能力で優秀な性能を発揮したということで、2025年度の韓国の大学入試の数学を試したところ、最高点の94.5点を記録しました。
 
また、博士水準の科学の推論をする能力を評価する指標でも優秀な性能を発揮しました。科学の問題解決能力を評価するGPQAダイヤモンドテストで66.1点を獲得し、媒介変数が類似した他社の推論型AIモデルよりも高い性能を記録しました。
 
LGの関係者は、「モデルのサイズを大幅に減らしながらも、性能を維持したため、エクサワンディープがグローバルAI業界で最高水準だと自負している」としたうえで、「優秀な性能だけでなく、さまざまな産業に適用できるコストパフォーマンスも備えている」と述べました。

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