尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の罷免の是非を決める憲法裁判所の弾劾審判の宣告が迫り、罷免賛成派と反対派双方の大規模な集会が予告されているなか、ソウル市は、弾劾審判の宣告日に地下鉄3号線の安国(アングク)駅を閉鎖すると明らかにしました。
ソウル市は17日、尹大統領の弾劾審判の宣告による混乱に備えて安全対策を設け、総力を挙げて対応すると明らかにしました。
弾劾審判の宣告日には、憲法裁判所から近い地下鉄3号線の安国駅を閉鎖する方針です。
また、大規模な集会が予想される都心部を通るバスは、停車しないまたは迂回運行する予定です。
大統領官邸から近い6号線の漢江鎮(ハンガンジン)駅は、駅舎の混雑状況に合わせて弾力的に閉鎖するかどうか決める方針です。
人混みが予想される安国駅と光化門(クァンファムン)駅には1357人を投入し、地下鉄の出入り口に人が密集しないよう通行案内を行う予定です。
これに加え、集会現場の状況をモニタリングする人員も投入し、危険な状況が発生した際には迅速に対応するほか、交通・防犯カメラを活用して集会場所の密集度も管理する方針です。
また、緊急事態に備え、安国駅や清渓(チョンゲ)広場、漢南(ハンナム)洞、汝矣(ヨイ)大路にそれぞれ診療所を設置し、医師をはじめとする医療スタッフや救急車を割り当てる計画です。