東京で11日に開幕した、世界の食品・飲料が揃うアジア最大級の総合展示会「FOODEX JAPAN 2025」に韓国館が設けられました。
韓国館の運営を主管する韓国農水産食品流通公社(aT)によりますと、14日まで4日間開かれる展示会の韓国館には、冷凍食品、コメの加工食品、農産物などを扱う70社あまりの96のブースが出展しているということです。
韓国館のことしの輸出商談の目標額は1億ドルです。
会場を訪れた韓国農水産食品流通公社の洪文杓(ホン・ムンピョ)社長は、「韓国食品の市場を広げる機会としたい。韓国と日本は、互いに足りないところを補い合える」と強調しました。
韓国農水産食品流通公社は、アメリカ、中国とともに韓国食品の3大輸出市場となっている日本へのことしの輸出額を、23億3000万ドルに、去年より15%ほど伸ばすことを目標に掲げています。
洪社長は、日本の最近のコメの価格高騰に触れ、「両国は、気候変動のような共通の課題で協力しながら、共存共栄できる関係になるだろう」と話しました。
ことしの展示会には、世界74か国から2900社あまりが参加しています。