韓米同盟を強化するための超党派の国会議員でつくる「韓米議員連盟」が10日、創立総会を開き、公式活動をスタートしました。
与野党の国会議員162人からなる連盟は、与党「国民の力」の趙慶泰(チョ・ギョンテ)議員と最大野党「共に民主党」のチョン・ドンヨン議員が共同会長を務め、「国民の力」の趙廷訓(チョ・ジョンフン)議員と「共に民主党」の金永培(キム・ヨンベ)議員が幹事を務めます。
共同会長を務める「国民の力」の趙慶泰議員は祝辞で、「議員個々人がアメリカを訪問するのは、大きな影響力がない。与野党が超党派の協力を通じて議員レベルの外交を行うべきだ」と述べました。
総会には、禹元植(ウ・ウォンシク)国会議長や与野党の指導部をはじめ、趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官、安徳根(アン・ドックン)産業通商資源部長官、ジョセフ・ユン韓国駐在アメリカ大使代理などが参加しました。
2023年の韓米同盟70周年を機に、金振杓(キム・ジンピョ)前国会議長が積極的に創立を進めてきた韓米議員連盟は、韓日議員連盟や韓中議員連盟に続き、3番目に設立された超党派の議員連盟となりました。
韓米議員連盟は今後、両国の議会間の定期的な交流や共同研究、関係発展のためのフォーラムなどを開催し、実質的な協力を進めていく予定だということです。
一方、アメリカ議会でも「米韓議員連盟」創設の準備が進められていて、このために韓日議員連盟は、アメリカ上下院の議員らと面会しているほか、アメリカ議会内の「知韓派」の集まり「コリア・コーカス」の共同議長を務めるジョー・ウィルソン下院議員と4月中に協議を行う方針です。