韓国の現代自動車は、水素協力ネットワークの構築と交流の活性化に向け、超党派の国会議員でつくる韓日議員連盟と日本側の日韓議員連盟が10日から3日間の日程で東京で開く行事に参加すると明らかにしました。
 
今回の行事には、韓国から韓日議連の朱豪英（チュ・ホヨン）会長や国会水素経済フォーラム共同代表の李鍾培（イ・ジョンベ）議員ら5人、日本からは日韓議連会長を務める菅義偉前首相や長島昭久議連幹事長ら7人が出席します。
 
現代自動車は、今回の行事を通じて日本国内の水素協力ネットワークの構築に貢献するとともに、これを基盤としたグローバルレベルの水素産業生態系の構築と水素市場の拡大を加速させる計画です。
 
出席者は、水素ステーションや液化水素ターミナルの視察をはじめ、意見交換や懇談会などを行います。
 
両国の議員らは、今回の行事を機にクリーン水素の認定基準の一元化や水素充填技術の標準化、水素生産技術の共同開発など、両国の協力を具体化する計画です。
 
また、日本側は、韓国の国会水素経済フォーラムのような水素関連の研究団体を新設し、定例の協議体を発足する案を検討する予定です。
 
現代自動車は「韓国と日本は、世界最高水準の水素技術を保有している」としたうえで、「今回のイベントを機に両国の水素産業の活性化に必要な共同立法や政策の策定、規制や制度の改善を加速する」と強調しました。