6日午前、韓国北部で韓国軍の戦闘機2機が韓米合同訓練中に爆弾を誤って演習場の外に投下した事故を受け、政府は8日、被害地域を「特別災害地域」に指定しました。
特別災害地域に指定されたのは、京畿道(キョンギド)抱川(ポチョン)の二東面(イドンミョン)です。
特別災害地域に指定されると、関連法に基づき、被害者支援を含む政府全体での対策が講じられます。また、二東面以外の地域でも、被害を受けた住民が住民登録を行っている自治体が支援を担当することになります。
具体的な支援策については、中央災害安全対策本部の会議で決定される予定です。
大統領権限を代行する崔相穆(チェ・サンモク)副総理兼企画財政部長官は8日、「今回の事故で被害を受けた方々とその家族への支援に最善を尽くし、迅速な事故対応に全力を挙げる」と述べました。
今回の事故で、けがをしたのは、住民15人と軍人14人の合わせて29人です。
近くの第6師団の部隊にも爆弾が落ち、将兵にも被害が発生しました。
被害を受けた民家の数は、全壊1棟、半壊3棟、一部損壊138棟の合わせて142棟となっています。