韓国では今月1日から3日までが、独立運動記念日「三一節」の振替休日で3連休となっていましたが、この期間中、23万人を超える人が日本行きの空の便を利用したことがわかりました。
国会の国土交通委員会で公開された仁川(インチョン)国際空港公社と韓国空港公社の資料によりますと、1日から3日までの間、国内の空港で日本行きの路線を利用した乗客は、合わせて23万1956人でした。
去年の「三一節」の3連休と比べて10.2%、コロナ禍前の2019年の3連休と比べると15.1%増加しました。
国際線全体の利用客は、合わせて81万448人で、去年より7.7%増えました。
日本行きの路線の人気は、外国人のビザなしでの私的な旅行が再開された2022年末から続いています。
航空会社各社は、需要の増加を受けて東京や大阪などの大都市への路線を増便する一方で、小都市への路線も就航して乗客を集めています。
大韓航空は去年11月、27年ぶりに仁川と熊本を結ぶ路線の運航を再開したほか、アシアナ航空は8年ぶりにこの路線で定期便の運航を再開しました。
また、LCC=格安航空会社のイースター航空は去年12月、国内の航空会社では初めて、仁川と徳島を結ぶ路線を就航しました。
ことしの3月1日の時点で、仁川空港からの定期路線が就航している日本の都市は、去年より4つ増えて26となっています。
一方、ことしの「三一節」の連休の国内線の利用客は45万2873人で、去年に比べて12.5%減りました。