韓国軍の発表によりますと、6日午前、韓国北部で、韓国軍の戦闘機2機が、訓練中に爆弾を射撃場の外に誤って投下した事故で、2機のうち、「1号機のパイロットが爆弾の投下地点のデータを誤って入力した」ことがわかりました。
韓国空軍が6日、発表したところによりますと、「1号機のパイロットが爆弾の投下地点のデータを誤って入力したため、当初の目標地点から8キロほど離れた現場付近に落下した」ということです。
2号機の投下地点のデータには問題がなかったものの、1号機の投下地点に2号機が同時に投下することになっている訓練の特性上、2号機も誤った地点に投下したとみられています。
韓国空軍は、「2号機が誤った地点に投下した経緯については、引き続き詳しい原因を調査する」としています。
韓国空軍によりますと、爆弾の投下地点のデータは合わせて3回確認することになっていて、いずれもパイロットが一人で行います。マニュアルには、①飛行任務が付与された後、オフィスでカートリッジに投下地点のデータを予め入力すること、②搭乗した戦闘機にカートリッジを装着してアップロードし、入力済みのデータに問題がないか確認すること、③投下の直前にデータを肉眼で確認することになっています。
韓国空軍は、「戦闘機2機で投下地点のデータを入力し、肉眼で確認する全てのプロセスがしっかり行われたのかについて検証する必要がある」と述べました。