北韓が、今月10日から20日まで行われる、韓半島防衛のための定例の合同軍事演習「フリーダムシールド(FreedomShield)」の実施に強く反発しました。
北韓の朝鮮中央通信は7日、今回の訓練で合同野外機動訓練が拡大されたことや、アメリカの宇宙軍と連携した合同指揮所訓練などに言及し、攻撃的な訓練だと批判しました。
また、今回の訓練をめぐって、「悪意のある最悪の変異を繰り返した」としたうえで、「韓半島に情勢悪化の暴風をもたらすだろう」と主張しました。
さらに、今月2日、アメリカ海軍の原子力空母「カール・ビンソン」が釜山の海軍作戦基地に入港したことについて、「敵国たちは愚かで分別のない戦争演習を展開している」とし、「わが国における最も強硬な対応を招いたことで、すさまじい代価を支払うことになる」と警告しました。
北韓は、いまのところ、6日に行われた韓米合同の軍事訓練中に誤って爆弾が投下され、ソウル近郊の京畿道(キョンギド)抱川(ポチョン)市内で民家などが壊れ、15人が重軽傷を負った事故には言及していません。