韓国食品のうち、去年、もっとも多く輸出された品目は、韓流などに支えられ、インスタントラーメンだったことがわかりました。
大韓商工会議所が韓国貿易統計振興院に依頼して分析し、6日、結果を発表したところによりますと、韓国食品のうち、去年、もっとも多く輸出された品目は、輸出額が13億6000万ドルに上ったインスタントラーメンでした。
続いて、韓国風のり巻きの「キンパ」、餅を甘辛く炒める「トッポッキ」などの簡易食が9億8000万ドルで2位、飲み物が9億4000万ドルで3位、乳酸菌や紅参(ホンサム)などの健康食品が8億2000万ドルで4位、調味料が6億5000万ドルで5位、味付けのりが6億3000万ドルで5位などの順でした。
韓国食品をもっとも多く輸入した国はアメリカで、続いて中国、日本の順でした。10年前には中国が1位でした。
この10年間の推移を見ますと、韓国食品の輸出額は2015年に35億1000万ドルだったものが去年は70億2000万ドルと2倍に増えていて、年平均8%ずつ成長しています。
品目別には、インスタントラーメンの伸び率が年平均20.1%ともっとも高く、健康食品が11.9%、味付けのりが11.3%といずれも大きく伸びました。
大韓商工会議所は、「韓流の広がりに加えて、海外消費者の健康志向の高まりも影響した。特に、コロナ禍により健康への関心が高まり、のりのような韓国食品はヘルシーだというよいイメージが輸出増加につながったようだ」と説明しています。