先月の消費者物価指数が2.0%と、2か月連続で2%台となっています。
韓国統計庁が6日に発表した「消費者物価動向」によりますと、先月の消費者物価指数は、前の年の同じ月に比べて2.0%上昇しました。
消費者物価指数の上昇率は、去年9月から年末まで1%台が続いていましたが、ことし1月に2.2%となり、2%台が続いています。
これは、1ドルが1400ウォン台半ばと、ウォン安が進み、輸入物価が上昇したことで、インフレ圧力が大きくなったことが背景にあるとみられます。
サービスは依然として不安定な様相を見せ、品目別には、外食の消費者物価指数が3.0%、外食を除く物価指数が2.9%それぞれ上昇し、全体の物価を押し上げました。
また、石油類は6.3%、加工食品は2.9%それぞれ上がり、これらも全体の物価の上昇に影響しました。加工食品の物価上昇率2.9%は、去年1月以降、最高となりました。
家計支出での割合が高い品目で構成する生活物価指数の上昇率は2.6%で、去年7月以降もっとも高くなりました。
しかし、魚、野菜、果物などの生鮮食品指数は1.4%下落し、2022年3月以降、およそ2年ぶりに初めて下がりました。
なかでも、果物の価格が5.4%下がりました。
農産物の物価は1.2%下落しましたが、畜産物と水産物は比較的大きく値上がりしました。