韓国の去年の1人当たりの国民総所得は、前の年に比べて1%あまり増えて、およそ3万6600ドルとなりました。おととしの2023年よりも小幅な増加にとどまりましたが、ウォン安が影響したとの指摘が出ています。
韓国の中央銀行にあたる韓国銀行の発表によりますと、去年の1人当たりの国民総所得は、前の年に比べて1.2%増えて、3万6624ドルでした。
ウォンに換算すると4995万5000ウォンで、前の年に比べて5.7%上昇しています。
ドル換算の韓国の1人当たりの国民総所得は、2014年に初めて3万ドルを突破し、その後も増加が続いて、2021年には3万7898ドルに達しましたが、2022年にウォン安が進み、3万5000ドル台まで下落しました。
その後、2023年は2.7%、去年は1.2%増えましたが、依然として3万6000ドル台にとどまっています。
一方、去年の実質経済成長率は2%、去年の第4四半期のGDP=国内総生産は0.1%増加し、ともに速報値と一致しました。