北韓は26日、金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長の立ち会いのもと、韓半島西の海、西海（ソへ）上で戦略巡航ミサイルの発射実験を行ったと発表しました。
 
朝鮮中央通信が26日午前、明らかにしたところによりますと、発射された戦略巡航ミサイルは、少なくとも2発で、およそ2時間以上、楕円形を描く軌道で合わせて1587キロを飛行し、標的に命中したということです。
 
発射実験に立ち会った金委員長は、発射実験の結果に満足を示し、核抑止力の信頼性と運用能力を持続的に検証し、その威力を誇示することこそが戦争抑止力だと評価しました。
 
また、「強力な攻撃力で担保されるのが最も完璧な抑止力であり、防衛力だ」と主張したうえで、「核武力の臨戦態勢をより徹底的に整え、その使用に万全を期して準備することで、信頼できる核の盾とし、国の主権と安全を永久的に守ることこそが、共和国の核武力に与えられた使命だ」と強調しました。
 
北韓は、先月25日にも戦略巡航ミサイルの発射実験を行っています。