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政治

国家情報院 「北韓がロシアに追加の派兵」

Write: 2025-02-27 13:25:48Update: 2025-02-27 13:33:31

国家情報院 「北韓がロシアに追加の派兵」

Photo : KBS News

北韓が、ウクライナとの戦闘を続けているロシアを支援するため、追加の派兵を行ったとみられると、韓国の情報機関、国家情報院が明らかにしました。
 
国家情報院が27日、明らかにしたところによりますと、「1か月ほどこれといった動きを見せなかった北韓軍が、今月初めからロシア西部のクルスク州に再び兵士を派遣したとみられる。正確な規模は把握中だ」ということです。
 
これまで多くの死傷者を出し、戦線から退いたという見方が出ていましたが、今回は北韓軍兵士が追加で派遣され、ロシアに到着し、戦闘に新たに投入された可能性があるとされています。
 
また、複数の韓国軍関係者によりますと、「北韓軍兵士1000人以上がことし1月と2月にロシアに移動した。北韓はさらなる派兵の準備をしている」ということです。
 
別の消息筋は、「去年の1回目の派兵の際には含まれなかった機械化歩兵、工兵、電子偵察兵なども含まれた」と伝えました。
 
北韓は去年10月に1万1000人あまりの兵士をロシアに派遣しました。
 
兵士らは、ウラジオストクなどで訓練を受けたあと、クルクス州の戦線に配備されましたが、およそ4000人が死傷したとされています。
 
トランプ政権発足以降、紛争終結に向けた交渉に弾みがついていることから、ロシア側の北韓への要求が強くなった可能性があります。
 
ロシアとしては紛争終結に向けた交渉が妥結する前に、クルクス州を最大限奪還しなければならないためです。
 
一方、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は25日、北韓軍の初級指揮官を育成する軍事教育機関を視察し、現代戦にふさわしい指揮能力を備え、実戦経験を「北韓式」に習得するよう指示しました。
 
ロシア派兵を通じて得た実戦経験を北韓軍の教育に生かすという趣旨とみられます。

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