韓国外交部は、アメリカ主導で提出され、現地時間の24日、国連安全保障理事会で採択された、ロシアによるウクライナ侵攻をめぐる決議に韓国が賛成したことについて、「紛争の早期終結を求めるなど、韓国の立場とは衝突しないことなどを考慮して支持した」と明らかにしました。
外交部の当局者は25日、「アメリカによる決議案に、われわれが支持したヨーロッパ諸国の修正案の内容は含まれていないが、紛争の早期終結を求めるなど韓国の立場とは衝突しないこと、紛争終結に向けた国際社会の支持と意志を結集しなければならない時だということを考慮して支持した」と説明しました。
この当局者は、また、「韓米関係と、北韓問題をめぐる韓米間の緊密な連携の重要性など総合的に考慮した」と述べました。
韓国政府は、アメリカが提出した決議案が韓国の基本的な立場とまったく一致するとは言えないが、決議案の基本的な趣旨と、トランプ政権との関係を考慮して賛成したとみられます。