毎年恒例のアジア最大規模の軍事演習「コブラ・ゴールド」がタイで今月25日から始まります。
タイにあるアメリカ大使館が18日、明らかにしたところによりますと、アジア最大規模の軍事演習「コブラ・ゴールド」が25日から来月7日まで、行われるということです。
アメリカ大使館は、「コブラ・ゴールド」について、「アメリカとタイの長い同盟関係の象徴であり、ほかの参加各国との強力な連携を示すものだ」と説明しています。
ことしの訓練には、およそ30か国が参加しますが、アメリカとタイのほかに、韓国、日本、シンガポール、インドネシア、マレーシアの7か国は全体の訓練に、中国、インド、オーストラリアなどは人道支援訓練など一部の訓練に参加します。
アメリカからは兵士およそ3200人が派遣されるということです。
ことしの訓練では、参加各国の合同作戦能力の向上、大規模な自然災害やサイバー安全保障の脅威への対応などが目標として掲げられます。
「コブラ・ゴールド」は冷戦時代に共産圏の拡大を阻止するためにアメリカ軍とタイ軍の合同演習として1982年に始まりましたが、その後拡大し、2014年からは中国軍も一部に参加しています。