アメリカとロシアが、4年目を迎えようとしているウクライナでの戦闘終結に向けた長官級会合に乗り出しているなか、韓国政府は、「ウクライナの停戦に向けた取り組みに高い関心を持ち、関連の動向を注意深く見守っている」と述べました。
韓国外交部の当局者は18日、「さまざまな状況が展開されているため、具体的な言及は控える」としたうえで、「政府は、ウクライナの速やかな平和の回復と再建に向け、友好国と緊密に連携し、ウクライナを支援する計画だ」と明らかにしました。
また、「政府は、ロシアとも緊密に意思疎通している」としたうえで、「モスクワとソウルの外交チャンネルを通じて必要に応じて協議している」と述べました。
アメリカとロシアは現地時間の18日、サウジアラビアの首都リヤドでウクライナの戦闘終結に向けた長官級会合を開き、4時間30分にわたって協議しました。
今回の会合で両国は、友好的な雰囲気のなか、ウクライナの停戦に向けて新たに高官級の交渉チームを設けることで合意し、ウクライナの戦闘終結に向けた議論が加速しました。
一方、交渉のテーブルから外された戦争当事国のウクライナとヨーロッパの不満はさらに高まりました。